湘南大庭地区で地域安全マップ作り研修会が行われました

2017年6月28日(水)、湘南大庭公民館で湘南大庭地区防犯協会主催による地域安全マップ作り研修会が行われ、各自治会・町内会から24名の参加がありました。

湘南大庭地区では、毎年7月頃に防犯協会の皆さんで実際に町内を歩き回り地域安全マップを作ることを通じ、防犯活動への理解を深める研修を行っています。

 当日、参加者は、藤沢市防犯交通安全課からの講義を受けたのち、6~7人ごとのグループに分かれて実際に湘南大庭センター周辺を歩きました。

会場に戻ってからはマップ作りに入ります。先ほど歩いた範囲の地図を書き起こし、その中に要注意スポットの写真とコメントを入れて、地図を作っていきます。

最後に班ごとに完成したマップを披露し合いました。

各参加者からは、実際に防犯意識を持って歩いてみて感じたことや気づいたことについて、さまざまな意見が出ました。例えば、「同じ地区の中でも、一歩自分の生活範囲の外に出ると意外と何も知らないことが分かった」「地元で生活していると慣れてしまって目につかないが、他地区の人から見ると危険ではないかという場所に気づくことがあった」といった感想や、「湘南大庭地区は緑が多く見た目は良いが、伸びすぎた茂みや木が視界をふさぎ、見えにくい場所があちこちにある」「植え込みには道路から車で子供がさらわれるのを防ぐなど防犯効果もあるが、管理不足で伸びすぎてしまうと逆に格好の隠れ場所になってしまう」といった街路樹や植え込みの整備に関する意見なども出ました。

 そのほか、「大庭城址公園付近は街路灯も十分でなく、夜中通るのは怖い」「公園の遊具などには破損したままのものもあった」「帰宅中の小学生たちにインタビューしたところ、近くで不審者が出没したので学校でも注意の呼びかけがあったという話が聞けた」など、公共施設や学校側の防犯対策についても知ることができたという声がありました。その他にもさまざまな意見がありましたが、共同で作業を行ったためか、参加者の方々がみな打ち解けて意見を交わすようになっている姿が印象的でした。

投稿を表示

 今回この研修を主催した湘南大庭地区防犯協会理事の植松さんは、「この活動(マップ作り)を始めた最初の頃は、子供向けの活動だと感じる人もいたようですが、実際に歩き手を動かしていると、みんな楽しくなってくるし、気づくことも多いようです。防犯協会に参加する人も年々高齢化しているが、歩くことは地域の交流にもなり健康にも良いので、毎年ますます欠かせない活動になっています。今後も住みよい地域にするため、防犯意識を高める活動を継続していきます。」と語ってくれました。