2018年6月19日(火)に六会市民センターで、六会地区防犯協会主催の地区内の防犯部長などを対象にした防犯講座が開催され、藤沢市防犯交通安全課と、藤沢北警察署生活安全課の職員を講師に、市や警察による防犯に関する取組の紹介を行いました。
藤沢市防犯交通安全課からは、安全で安心な暮らしに向けた取組を紹介しました。藤沢市は、市内の自主的な防犯活動を円滑にするために防犯パトロール隊の活動支援のほか、「藤沢市防犯連合協議会」を結成し、防犯灯の維持管理やこども110番事業などを行っています。そのほかに、市内の警察・関係機関・地域団体と市が協力して防犯課題の解決に取り組む「犯罪のない安全・安心まちづくり対策会議」では、江の島や繁華街の夜間パトロールの実施や、ホットスポットパトロール研修・地域安全マップ講習会の開催などを行っています。
藤沢北警察署生活安全課からは、六会地区で発生した犯罪発生状況のデータを示しながら、六会地区に特化してどのような特徴があるのかと、その対策方法について説明がありました。5月末時点で最も件数が多かった犯罪は、窃盗犯で35件発生しています。前年の同じ時期に比べ12件も増加しているそうです。その窃盗犯の手口の詳細は、車上ねらいなどの非侵入盗が15件、次いで自転車盗などの乗り物盗が13件と多く発生しているそうです。特に自転車盗については、鍵をしない状態で停めている自転車が非常に多く狙われているとのことです。「少しの間停めるだけだから」と気を抜かずに、常に防犯意識を持つことが大切との助言がありました。
六会地区では毎年このような講座を開いているとのことです。実際に自分たちが住んでいる地域で起こっている犯罪状況を踏まえて、市や警察による様々な防犯に関する取組を知ってもらうことで、より良い防犯活動を考えるヒントにしていただきたいと思います。