2018年6月22日(金)、湘南大庭公民館で湘南大庭地区防犯協会主催による地域安全マップ作り研修会が行われ、各自治会・町内会から35人が参加しました(湘南大庭地区防犯協会からは指導員として18人が参加。)。
湘南大庭地区では、毎年6~7月頃に防犯協会が主体となってこの研修会を開催しています。研修会では犯罪機会論の考え方に基づいて、実際に地区内を歩き回って犯罪がおこりやすく危険な場所を探し出し、地域安全マップとして作っていくことで、危険な場所を見極める能力を身につけ、防犯活動への理解を深めていただいています。
当日、参加者たちは、藤沢市防犯交通安全課職員の講義を受けたのち、フィールドワークとして6~7人ごとのグループに分かれ、各グループに割り当てられたコースを回りました。
各グループでは、班長や写真係、インタビュー係など役割を決めてからフィールドワークをします。
フィールドワークを終えて公民館に戻ってからはマップ作りを始めます。先ほど歩いたコースで危険だと思う地点の写真を貼ったり、なぜそこが危険なのかコメントを入れたりして、マップを作り上げていきます。
研修の最後に、グループごとに作成したマップについて、どの場所がどのように危険だと感じたのかを発表しました。
また、公園に居た親子や下校中の生徒に、「危険だと感じる場所はありませんか?」などとインタビューをして情報収集をしているグループや、住宅の植え込みがしっかり手入れされ視界が確保できていて「入りにくく見えやすい」という、犯罪がおこりにくいポイントなども織り交ぜているグループもありました。そして何より、皆さんが研修のはじめに学習した「入りやすく見えにくい」場所をそれぞれの着眼点によるまとめ方を工夫して、初めて会った人たちでもグループで一丸となって取り組んでいる様子が印象的でした。
この地域安全マップ研修で、防犯パトロールを行っている自治会・町内会の方に「入りやすく見えにくい」場所を見極める能力を身につけていただき、日常行っている防犯パトロール活動に積極的に活用することで、犯罪を未然に防ぐより効果的な防犯活動を行っていくことを目指しています。