第38回防犯市民のつどい

令和3年度の藤沢市と藤沢市防犯連合協議会が主催する「防犯市民のつどい~みんなでつくろう安全・安心のまちふじさわ~」について、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、祝辞と大会宣言をオンラインで公開し、被表彰者への感謝状は、各地区の市民センター・公民館を通じてお渡しすることとなりました。

日時:2021年(令和3年)11月7日(日)午後2時公開

主催:藤沢市・藤沢市防犯連合協議会

共催:藤沢警察署・藤沢北警察署・藤沢防犯協議会・藤沢北防犯協議会

令和3年度第38回防犯市民のつどいパンフレット
被表彰者名簿もパンフレットに掲載されています
令和3年度第38回防犯市民のつどいパンフレット.pdf

オンライン式典

1.あいさつ

 藤沢市防犯連合協議会会長(藤沢市長) 鈴木 恒夫

皆さん、こんにちは。藤沢市防犯連合協議会 会長を務めております市長の鈴木恒夫でございます。

本日は、お忙しい中ご視聴いただきまして、誠にありがとうございます。

第38回防犯市民のつどいにつきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が止まらず、皆さんと直接お会いできず大変残念ではございますが、昨年度同様、オンラインでの開催とさせていただきました。

まず始めに、市民の安全安心を守るため、日夜ご尽力をいただいております防犯関係団体の方々や、藤沢警察署並びに藤沢北警察署の皆さんに、心より御礼申し上げます。

さて、本市では、地域と連携した防犯活動を推進することにより、市民一人一人が安全な暮らしを実感できる「安全・安心なまち」を目指しています。中でも、防犯パトロール活動につきましては、地区防犯協会や自治会、町内会を中心としたパトロール隊による活動が、犯罪抑止に大きな効果をあげていると認識しております。

本日は、長年にわたりこうした活動に取り組んでおられる方々の功績に対し、敬意と感謝を込めまして、このような形ではございますが、防犯市民のつどいを開催させていただきます。

本日のつどいを通じ、この藤沢がより安全で安心なまちとなることを願うとともに、皆さんのますますのご健勝とご活躍を祈念いたしまして、主催者を代表してのご挨拶とさせていただきます。

 藤沢北警察署長 松永 安則

皆さん、こんにちは。藤沢北警察署長の松永です。

令和3年度「第38回防犯市民のつどい」の開催にあたり、一言ご挨拶と御礼を申し上げます。

まず、今回受賞されました個人、団体の皆様、皆様の日ごろの熱心な活動に感謝申し上げますと同時に、この度の受賞に心からお喜び申し上げます。

また、藤沢市防犯連合協議会を始め、藤沢市役所、防犯団体、さらに安全・安心まちづくりに御尽力いただいている市民の皆様方には、平素から自主防犯活動を意欲的に進めていただき、厚くお礼申し上げます。

今年は夏に、2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催され、藤沢市もセーリング会場の江の島をはじめ、聖火セレブレーションや事前キャンプなど様々な形で大会にかかわりましたが、大きなトラブルもなく終えられましたのも、皆様のご協力の賜物と、あらためて感謝申し上げます。

さて、せっかくの機会ですので、藤沢市内の治安状況・交通事故発生状況にについてご紹介いたします。

8月末現在の数字で見ると、刑法犯の発生状況は昨年に比較してやや減少しています。しかし、特殊詐欺については、被害総額では昨年同時期を下回っているものの、発生件数は昨年をやや上回っております。発生の約7割は、公共機関等を装い「還付金がある」などと誘い出す、いわゆる「還付金詐欺」であり、昨年同時期は市内でわずか5件でしたが、今年は41件(※)に及ぶことからも、この手口がいかに増えているかがお分かりいただけると思います。

次に、藤沢市内の交通事故発生状況ですが、人身事故件数は前年に比べて約1割増加、今日までに9人(※)の尊い命が失われております。「交通ルールを守り、譲り合いの気持ちと思いやりを持った運転」を引き続き訴えてまいりたいと思います。

ところで、先日タウンニュースを拝見しましたところ、民間シンクタンクによるシティブランドランキングで、藤沢市が「住みやすい街」全国第10位に位置づけられたそうです。毎朝大勢のお子さんが元気に通学している姿を見るにつれ、藤沢市の「勢い」というものを肌身で感じております。

人口が増える、出生数が増えるということは、その町が暮らしやすい、安心して子育てができると評価されている証で、それは市民の皆様、事業者の皆様の意識の高さもさることながら、自治体職員の皆様、さらには、防犯活動や交通安全活動にご尽力いただいている関係団体の皆様のお力があってこそと思います。

昨年度に引き続き、今年度も思うような活動ができなかったと思います。しかし、地域で暮らし、地域の実情に最も精通され、地域に根差した活動を進める皆様の存在が欠かせないものであることには何の変りもありません。引き続きよろしくお願いいたします。

新型コロナウィルスの感染拡大は、社会に様々な課題を投げかけ、実際に様々な生活様式の変化が生まれております。

藤沢警察署、藤沢北警察署ともに、皆様のご指導、ご協力を賜りながら、社会の変化に対応しうる柔軟性を持ち、引き続き藤沢市の安全安心の実現のために努力してまいります。皆様におかれましても、健康には十分留意され、引き続きご活躍されますことを重ねてお願いいたしまして、私の挨拶とさせていただきます。

※9月29日収録日現在です。

2.大会宣言

 藤沢西部地区防犯協会会長 田中 隆夫

大 会 宣 言

安全で安心して暮らせる社会の実現は、私たち藤沢市民共通の願いです。

これまでの私たちの活動によって藤沢市内の刑法犯認知件数は平成14年をピークに減少傾向にあります。

しかしながら、いまだ子どもや女性、高齢者といった人たちが被害者となる卑劣な犯罪が多く発生しており、平穏であるべき日常生活の場において、身近な人が犯罪に巻き込まれる不安はぬぐえません。

こうした犯罪を根絶し、安全で安心して暮らせるまちを創り出していくためには、地域をよく知るわたしたち一人一人が、これまで以上に団結し、地域総ぐるみで実践活動を進めていかなければなりません。

私たち藤沢市民は、本日の防犯市民のつどいを契機として、『自分たちの地域は自分たちで守る』という意識を持ち、地域での実践活動を広げていきます。

そして、誰もが安全で安心して暮らせるまちを実現するため、『みんなで つくろう 安全・安心のまち ふじさわ』を合言葉に、関係市民団体・警察・行政・企業が力を合わせ、犯罪防止運動を積極的に、かつ力強く推進していくことをここに宣言します。

2021年(令和3年)11月7日
第38回防犯市民のつどい
藤沢西部地区防犯協会 田中 隆夫