藤沢市と藤沢市防犯連合協議会が主催する「防犯市民のつどい~みんなでつくろう安全・安心のまちふじさわ~」を、今年度はオンラインで開催いたします。
日時 2020(令和2)年 12月13日(日)午後2時
主催 藤沢市・藤沢市防犯連合協議会
共催 藤沢警察署・藤沢北警察署・藤沢防犯協議会・藤沢北防犯協議会
オンライン式典
1 あいさつ
藤沢市防犯連合協議会会長 鈴木 恒夫
「皆さん、こんにちは。藤沢市 防犯連合協議会 会長を務めております市長の鈴木恒夫でございます。
本日は、お忙しい中ご視聴いただきまして、誠にありがとうございます。
今年度の第37回防犯市民のつどいにつきましては、新型コロナウイルス感染症への対応といたしまして、皆さんと顔を合わせることができないことが大変残念でございますが、このようなオンライン形式での開催とさせていただきました。
まず始めに、市民の安全安心を守るため、日夜ご尽力をいただいております防犯関係団体の方々や、藤沢警察署並びに藤沢北警察署の皆さんに、心より御礼申し上げます。
さて、本市が進める安全安心なまちづくりにつきましては、地域と連携した防犯活動を推進することにより、市民一人一人が安全な暮らしを実感できるまちを目指しています。中でも、防犯パトロール活動につきましては、地区防犯協会や自治会、町内会を中心とした防犯パトロール隊による地域の見守り活動が行われており、このことは、犯罪抑止に向け大きな効果をあげていると認識しております。なお、最近は犯罪の認知件数は減少傾向ながら、振り込め詐欺を中心とした特殊詐欺の被害が市内でも高止まりをしていると聞きます。このように犯罪の手口が多様化する中、地域の防犯団体におかれましても、地域で被害防止のための啓発にも取り組まれており、大変心強く思います。
本日は、長年にわたりこうした活動に取り組んでおられる方々の功績に対し、敬意と感謝を込めまして、このような形ではございますが、防犯市民のつどいを開催させていただきます。
本日の大会を通じて、より多くの市民に防犯活動の大切さを知っていただき、力を出し合うことで、この藤沢がより安全で住みやすいまちとなっていくことを願うとともに、皆さんのますますのご健勝とご活躍を祈念いたしまして、主催者を代表してのご挨拶とさせていただきます。」
藤沢警察署長 青木 正浩
「皆さん、こんにちは。藤沢警察署長の青木です。
令和2年度「第37回防犯市民のつどい」の開催に当たり、今回受賞されました個人、団体の皆様、誠におめでとうございます。
また、藤沢市防犯連合協議会を始め、藤沢市役所、防犯団体、さらに安全・安心まちづくりにご尽力いただいている市民の皆様方には、平素から自主防犯活動を意欲的に進めていただき、厚くお礼申し上げます。
県警察では、「年末年始特別警戒」の実施中です。当署も藤沢北警察署とともに、市民の皆様が年末年始を安全に過ごされるよう、各種警戒や交通安全対策に取り組んでいるところであります。
せっかくの機会ですので、藤沢市内の治安状況について、若干お話しさせていただきます。
藤沢市内の刑法犯認知件数です。11月末現在で、1,518件、昨年よりマイナス339件と減っています。
交通事故についても、発生が884件、お亡くなりになった方は4人、お怪我をされた方は1,020人で、こちらも昨年より減っています。
これも、皆様方が、永年に渡り、防犯活動や交通安全活動を地道に取り組んできた成果であります。
さて、防犯や交通の情勢に関して、近年、特徴として挙げられるキーワードがあります。それは、「高齢者」です。
ご存じのとおり、ご高齢の方をターゲットとする特殊詐欺は、昨年に比べて減ってはいますが、県内では、今年、1,600件以上発生し、その被害金額は、29億円以上と高額となっております。
また、交通事故も、運転者、被害者共に高齢者の割合が年々多くなってきています。
皆様には日々の活動はもとより、いつもの生活を通じて、高齢者やそのご家族に、特殊詐欺や交通事故に遭わないよう、世間話の感覚で声掛けや注意喚起をしていただき、人から人に伝わることで、これを市内全域に広めていきたいと思っています。
犯罪被害や交通事故に遭わないため、皆がそれぞれ「注意する」という意識を持つことが必要で、これが安全・安心なまち藤沢につながっていくものと思います。ご協力の程、よろしくお願いいたします。
最後に、警察も新型コロナ禍の影響により、例年と違った活動を余儀なくされています。引き続き、感染防止に留意しながら、藤沢の治安維持に努めていきます。
皆様におかれましても、健康管理や感染防止に十分留意され、決して無理することなく、安全・安心なまち藤沢の実現にご尽力していただくことを祈念いたしまして、私の挨拶とさせていただきます。」
2 大会宣言
片瀬地区防犯協会会長 甘粕 勇二
「 安全で安心して暮らせる社会の実現は、私たち藤沢市民共通の願いです。
これまでの私たちの活動によって藤沢市内の刑法犯認知件数は平成14年をピークに減少傾向にあります。
しかしながら、いまだ子どもや女性、高齢者といった社会的に弱い立場にある人たちが被害者となる卑劣な犯罪が多く発生しており、平穏であるべき日常生活の場において、身近な人が犯罪に巻き込まれる不安はぬぐえません。
こうした犯罪を根絶し、安全で安心して暮らせるまちを創り出していくためには、地域をよく知るわたしたち一人一人が、これまで以上に団結し、地域総ぐるみで実践活動を進めていかなければなりません。
私たち藤沢市民は、本日の防犯市民のつどいを契機として、
『自分たちの地域は自分たちで守る』という意識を持ち、地域での実践活動を広げていきます。そして、誰もが安全で安心して暮らせるまちを実現するため、『みんなで つくろう 安全・安心のまち ふじさわ』を合言葉に、関係市民団体・警察・行政・企業が力を合わせ、犯罪防止運動を積極的に、かつ力強く推進していくことをここに宣言します。」
2020年(令和2年)12月13日
第37回防犯市民のつどい
片瀬地区防犯協会 甘粕 勇二